こんにちは、ゆきぼうし(@yukiboshi_)です。
ここ数日、1月から無敵だったニチダイの株価が暴落しています。
私は割安な株が大好きなので、ニチダイはあまり縁がない銘柄でした。
しかし、私もたまに仕手株を買いたくなるときがあるので、明日は我が身だと思い、仕手株との付き合い方を考えてみました。
仕手株とは
仕手株とは、大口の投資家集団によって大量の資金を注ぎ込まれることで、株価が意図的に操作されてしまった銘柄のことです。
簡単に言うと、株価を自分たちで釣り上げて、人気が出たように見せるということですね。
人気が出た銘柄は、それをきっかけに上がっていくことも多いので、大きな注目が集まります。
それを利用して、自分たちが儲けるために自分たちで人気の株であるかのように見せて、他の投資家からの買いを募るのです。
特にTwitterでは仕手株を推すようなツイートが多くあります。
有名投資家がツイートしている銘柄なんかがそうですね。
仕手株に潜むリスク
それでは仕手株の例として、ニチダイのチャートを見てみましょう。
なんて異常な形のチャートでしょうか・・・
特にここ数日間は方向を変えることなく一気に下げていますね。
普通2本の移動平均線を割り込むと、一旦3本目が支えてくれるものですが、それすらかなわない強い下落です。
この下落を踏まえて、なぜ仕手株のリスクが高いかを考えてみます。
仕手株は暴落ありき
先ほど、仕手株は大口の投資家が大量の資金を入れることで、株価を釣り上げると書きました。
当然、彼らが株を売却するときは、株価を急落させることになります。
株価が急落すると、個人投資家たちも驚いて投げ売りを始めます。
個人投資家が投げ終わるまで、株価は下がり続けます。
株が下がるのは本当にあっという間です。
ニチダイのチャートを見ても分かるように、損切りが1日遅れただけで、損失が大きく広がってしまうことも珍しくはありません。
どうしても買いたくなったときは?
リスクが高いと分かっていながら、仕手株を買いたくなることもあるかもしれません。
そんなときの仕手株との付き合い方を紹介します。
投資資金の20%まで
注ぎ込む資金は、投資資金の20%までとしてください。
逆指値を常に見直しながらセット
上がっていると安心していたら、急に暴落するのが仕手株です。
逆指値を毎日見直しながらセットして、常に暴落に備えてください。
現物取引オンリー
現物取引の場合はいくら損失が出たとしても、投資資金がゼロになるだけです。
信用取引は損失が出ると借金を負うことになるので、暴落ありきの仕手株の取引には向きません。
売りルールは自分で決めておく
仕手株の株価が下がったときに、Twitterで売りタイミングかどうかを見極めてはいけません。
有名投資家がいくら「継続」と言ったところで、今回のニチダイのように下げ続けることはあります。
自分が許容できる範囲で「いくらまで下がったら売り」とあらかじめ決めておいて、それをきっちり守る必要があります。
まとめ
仕手株は上手くいけば大きな利益を得られますが、一歩間違えば退場を余儀なくされます。
仕手株と上手く付き合うために、リスク管理をしっかりして、利益が出ても損失が出ても、経験として積み重ねていけるようにしたいものです。